殺戮者は二度わらう 放たれし業、跳梁跋扈の9事件 (新潮文庫) [ 新潮45編集部 ]

   

放たれし業、跳梁跋扈の9事件 新潮文庫 新潮45編集部 新潮社サツリクシャ ワ ニド ワラウ シンチョウ シジュウゴ ヘンシュウブ 発行年月:2004年06月 ページ数:329p サイズ:文庫 ISBN:9784101239163 第1部 見た貌が仮面を新たに振り返る(洗礼名「カタリナ」を持つ聖女、夢見た愛の報奨ー神戸「風俗王」惨殺事件/墓場で嬲り殺された「十六歳少女」が甘受した青春ー千葉「キャバクラ嬢」撲殺事件/二つの家族の団欒は「妊婦殺し」と自死で終わったー横浜「恋人一家」惨殺事件)/第2部 憎しみは愛と同じく満ちてゆく(詐欺師の手に絡め取られた「血族六人」殺意の鎖ー北九州「監禁男女」連続殺人事件/「二人の御曹司」が情熱を傾けたそれぞれの未来ー新城「資産家三代目」誘拐殺人事件/「立ち去り警官」は渦巻く怨嗟を目撃していたー神戸「大学院生」リンチ殺人事件)/第3部 そして、羅刹たちの乱舞は止まず(モテたい女の声音が騙る「陳腐な恋の物語」ー和歌山「メル友」絞殺事件/「十八歳年下」女に嵌った男が見た奈落ー板橋「精神科医」患者絞殺事件/反省し「シャバ」に戻った少年少女のそれからー名古屋「アベック」殺人事件) 「殺意は静かに舞い降りる、誰のもとにも」血族、恋人、隣人、あるいは“あなた”に。

おぞましき現場でわらうその貌は、いったい誰の面なのか…。

日常の中にぽっかりと口を開ける不条理。

殺る側か、殺られる側か、自らが堕ちる煉獄は果たしてどちらの絶望かー。

気付かぬうちに誰もが鬼と化す恐怖。

日常を蝕む業。

人間の奥深き本質に迫るノンフィクション集。

好評シリーズ第四弾。

本 人文・思想・社会 社会 犯罪 文庫 人文・思想・社会

  • 商品価格:561円
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